子どもも大人も…

月刊放浪書房津田沼garage sale(5/31)から旅立った本たち。

前回参加させていただいたとき、絵本は10冊もあったかな。
買って下さったお客さんから、もっと絵本はないのとお声があったので前より詰めてみた。
気合を入れて片手でキャリーバッグを持った瞬間!
ぐき、ばきっ。
せ、背中の左横が〜
くー。
しばしそのままの体勢。そろそろ〜っと動く。なんとか大丈夫。
ぎっくり腰ではなかったが、筋をいためたらしい。

それにしても、もっと本が多くてがんがんに階段上り下りしても平気だったのに。
いきなりな行動がいけなかったのだろうか。
これからは、古本市の前に準備運動しないと(-_-;)


念のため駅から、ゆっくり階段を降りる。幸い駅至近。
正確には、今回私の出店場所はgarage saleさん横。
同じオーナーさんのお店、joker'sという雑貨屋さん前でした。
ビンテージクロスや、リボン、ボタン、アンティーク小物などが充実したお店♪

遊びに来てくれたSさんは、外売りの筒にさしてある海外の壁紙にお目をとめて。
豆本の表紙に使えると、吟味してご購入。
どんな作品ができるかな。大柄のものは、切り取り方で表情が変わって面白そう。

さてさて絵本。

これはのみのぴこ

これはのみのぴこ

表紙から和田誠の絵にひきこまれる。
これはのみのぴこ
この一文からはじまって、だんだん言葉がふえていく。
最後はえらい長文に。
この形式を積み上げ歌というそうだ。谷川俊太郎の文がリズミカル。
読み聞かせしてると
「どんどん速く読んで」というリクエストがあったり、クラス全員で大音読になったり。
その意味では「落語絵本 じゅげむ」のような要素がある本。

ベビーカーに男の子をのせたファミリーがあれこれ見比べて、
お子さんにも好きなのを聞いたりして、選んでくださった。
うれしいな。実際、おうちで活用してくださるようすが浮かんでくる。

いっしょにお買い上げの本も。

かさもって おむかえ

かさもって おむかえ

こちらも名作。
あめふり ざんざんぶり かさもって おむかえ

節をつけて読みたくなる。
耳に残る文です。

動物の乗った電車のなかに一人乗った子ども。

私は「千と千尋の神隠し」のなかの電車のシーンを見ると
この本を思いだす。不安と使命感に共通するものを感じるからかな。

わがやの男子たちには人気の本でした。
一人で乗って出かけるというシチュエーションにあこがれたのかも。


つきあかりのにわで サマータイムソング (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

つきあかりのにわで サマータイムソング (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

大判の絵本。アイリーン・ハースの東洋趣味を反映して、
博多人形のようなお人形や美しい手毬が、ちょっと不気味なかえるやかたつむりと
一緒に描かれている。幻想的で、湿度のある不思議な世界が広がっていて見あきない。
こちらはお子さん向けというより、大人女子に見てもらいたいと選んだ。

お隣に革小物や天然石のアクセサリーなどを出店していた
素敵女子☆Kちゃんが気に入ってくれて、お買い上げ。
ありがとうございます。
「部屋に飾って、寝る前に読みます!」
なんて、まさにそうしていただきたいことを言ってもらって感激でした。

◇おまけ◇
並べたけれど、また持ち帰った本のなかから…

しゃっくりがいこつ

しゃっくりがいこつ

しゃっくりがいこつ…かわいいボクには怖かったみたい。

下の息子が小学生2、3年生頃の読み聞かせのとき、
ナンセンスさがうけていた本である。
がいこつなのに〜
水を飲もうとして、もれちゃう。
おさとう食べちゃう?
鏡見て、自分の顔にびっくり。


自宅の書棚に表紙を見せて置いておいた。
高校生の息子が、「なんだ、これー!」と手に取る。
すっきりしたデザイン+ユーモアのあるものが好きな彼には
見逃せなかったらしい。

表紙を見て、爆笑。
がいこつはどうやってしゃっくりをとめるのか!?
1ページ1ページめくりながら、笑顔。
友人おばけの外観とフレンドリーさに
アメリカンじゃん!」と、ゲラゲラ。。。

絵本を読む。
受験生の息抜き(?)にも、いいらしい。