ワークショップ「ペーパービーズでアクセサリーを作ろう」@甘夏書店

紙で作るアクセサリーって?
新聞の折り込みチラシなどを細長く切って、竹串を芯にくるくる巻いてパーツを作り、ひもを通して台所の暖簾にしたりする家庭の手芸、昔流行ったらしいですね。
昨今は気軽にかわいくできるクラフトとして注目され、親子工作のイベントに取り入れられたり、海外でも人気だとか、いや〜私伺うまで知りませんでした。
意外と簡単にできて、ニス塗りで実用に耐え得るつやと強度も。応用によっては実に美しいアクセサリーが。よしっ夏休み、大人も工作してみよう! ということで、このワークショップを提案してくださった東京洋紙店の菊池さんを講師に迎えての初ワークショップが実現しました。


さて材料は紙、竹串、ボンド、
ニス。カラフルな細長い二等辺三角形の紙がいくつも。色画用紙ですか?なんてお尋ねしたら、本の見返しに使ったりする紙、タントなどだそうです。好きな色を選び、組み合わせを考えます。二等辺三角形だと紡錘型、長方形なら竹ビーズのような円筒形になります。


先生のお手元拝見。選んだ紙を竹串に巻いていきます。串のスペース分がビーズの穴になり、糸や紐が通るというわけです。


きっちり巻けば、均一なパーツができますが、不揃いなのも味があっていいとのお言葉、心強いです。


残りがこれくらいの長さになったら、ボンドで止めつけます。ころんとかわいいビーズパーツが出来ます。



パーツを串に刺していき、そのままニス塗りを2回。みたらし団子のたれを塗っている団子屋さんか、焼き鳥屋さんになった気分♪ 発砲トレーを土台にその串を立てて刺し、乾燥させます。ニスによって、どんどん質感が変わっていきます。
乾かす間に、紙の知識ミニ講座が聞けるのも嬉しいところ。「紙の目」を意識するとペーパービーズでも豆本でも作りやすいという、ふだんは気が付かないけれども大事で基本的なお話から、紙の会社の方々は本を見ても、内容よりもまず見返しの紙や紙による印刷の出方の確認をしてしまうという、こぼれ話的な《紙あるある》まで。一つひとつ感心してしまいます。


十分乾いたら、ひもを通して、やったーー出来上がり!
最初の材料写真よりもさらに細い、約半分の大きさの紙を丁寧に巻いた、仕事の美しさが光る、参加者の方の作品です。そろばん型がキュート!色も素敵。



こちらは、雑誌やカラフルなポスターお持込みで作られました。円筒形で統一しながらも大きさや巻をあえて不揃いに。トリコロールに黄色が少し、配色がかっこいいです。文字も透けて見えたりするのがいいアクセントに。






私も挑戦しました。パーツ作りも楽しかったですが、繋げるとさらにおもしろくて。下は竹ビーズ風のパーツをお土産にいただき、組み合わせてみました。


もとはこの素敵包装紙。色合いも好きですし、地図の模様が巻いて変化する様子も見たかったので。




ブロックにも見えるこちらは、カラー段ボールを手巻きしたもの。お子様のヘアゴムにいかがでしょう?ブックカバーの栞の先のパーツにしてもおもしろそうです。


ご参加の皆様、東京洋紙店の菊池さん、告知にご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。


☆東京洋紙店さんのサイトで御紹介いただきました☆

TOKYO NOTE in 甘夏書店(2014.8.25)

「紙の輪FB」にも素敵に取り上げていただいています。ありがとうございます!