10月27日、ブック・ダイバーに1か月ぶりのブックカバー納品。東京名物・第50回神田古本まつりの開始日とあって、夕方の神保町界隈は混み込みだった。交差点付近にほるぷ出版名著復刻本が大量に出てるのを発見。泉鏡花「日本橋」も。小村雪岱の装丁が好きで手に取るも、むむーー失礼しました。想定価格の4倍。古本まつりを甘くみちゃいけないのだ。気をとり直して、いざ神保町の秘境へ!おお、お客さまが次から次へ。ブックカバー陳列中、切れ間なく。
本格的な読書の秋、購書の季節到来ですね。大事な本、手ざわりのいい生地で保護されてはいかがでしょうか?紬地の大胆な菊模様の新書カバー、歌留多風に和柄が踊る文庫カバーなど、着物地いろいろございます。(10/31追記:写真の2点は売れました。ありがとうございます。)
こちらは新布、コットンプリント地を使ったものです。幻惑的なきのこの生地にはドットを合わせ、かわいいきのこモチーフを編んでつけています。童話の世界、スイーツの国にようこそ。
さて、神田古本まつりのイベントといえば、なんといっても古書会館の落語会。今年は運よくチケット予約抽選に当たった。御茶の水駅前で待ち合わせた友人とぶらぶら歩き、手動式エレベーターが決め手となり、カフェHINATA―YAに入った。店内のはとさんの作品とわた毛文庫さんの絵本の企画展を見ながら軽く食事。の、つもりが満腹に。チリコンカンのお豆もほうれんそうライスもおいしくて。
友人は「おばけちゃん」が、私はこどものともなど福音館の本がなつかしく。「おてがみ」の風船につかまった猫のちょっと不安な浮遊感、好きだった。レトロな木箱を使った小物の展示。谷中あずき堂さん制作の豆本も。友人はマッチ箱の柄に悩み、私は佐々木マキ絵の「たくさんのふしぎ」を購入。去年からはじまった「リトルエキスポ」のチラシ(スタンプラリーマップ)をいただいてきた。美術+雑貨×古本の博覧会。11月8日まで、神保町・神田エリア22か所の会場で何らかの展示、イベントがあるもよう。
AMULETにも足を伸ばし、手芸資材を買う。ミニチュアマグネット、切手帖、フェルト小物、アクセサリー…丁寧な手仕事の作品に感じ入る。